リビルドHVバッテリーとは?


リビルドHVバッテリーは、中古HVバッテリーの寄せ集めではありません

 

よくある誤解が、リビルドHVバッテリーとは中古バッテリーの寄せ集めではないか?いうもの。
使用するバッテリーブロックはリサイクル品ですから、元は中古品であるということは事実です。ただ、単なる中古の寄せ集めではありません。弊社で使用するバッテリーブロックは、再生ブロックというものですが、このブロックの意味をまずご説明する必要があります。

HVバッテリーというのは、100%充電せず、2割から7割強くらいの間で充放電を繰り返しています。これが劣化してくると・・・・

このように、劣化によって容量が少なくなると、その容量の中での充放電範囲も下限にズレる現象が起こります。これが、エラーを出すブロックで、バッテリーユニットの中に入っている何本もののブロックの中に、このような劣化ブロックが数本出てきます。
そこで、この劣化ブロックを取り出して、弊社の再生ブロックに入れ替えるわけですが、この再生ブロックというのは・・・・

このように、容量は劣化していても、充放電の範囲は、正常値になるように再生したものを、劣化ブロックの代わりに組みなおすのです。

もちろん、中古ブロックの寄せ集めでも、一時的には使えるHVバッテリーは組めます。半年程度の寿命でいいのであれば、中古ブロックの寄せ集めも可であると弊社では考えます。
ただ、中古ブロックというのは、それぞれのユニットごとに、充放電の特性が違うので、これらを混ぜて組むと、結果的にまだ使えるブロックの寿命を短くしてしまうことが多々あります。

そのため、弊社では、基本的にすべてのブロックは、再生ブロックで組みなおすようにしています。

また、弊社および弊社グループ店においては、リビルドHVバッテリーと、中古の寄せ集めバッテリーは明確に差別化する規定を定めて、中古の寄せ集めバッテリーをリビルドバッテリーとして販売することは禁じています。

弊社グループの事業店で、リビルドHVユニット取扱店と明記しているお店は、弊社より、再生ブロックを補修用として定期的に購入している事業店となりますので、ご参照くださいませ。
また、弊社グループの事業店の事業内容について、なにかしら不可解な点がある場合は、なんなりと弊社にまでお問合せください。

また、現実論として、鉛バッテリーのように、劣化したHVバッテリーは再生できません。ネットで販売されているユニットには、容量を再生するという表記がされているものが多々ありますが、お気をつけください。
充電して電圧があがるからOKというのは大きな間違いで、大切なのは、どれだけバッテリーが電力を放電するのか?という点になります。